六本木に「メルセデス・ベンツ コネクション」-新情報発信拠点で若者狙う

設計:窪田建築都市研究所、写真:ナカサ&パートナーズ

設計:窪田建築都市研究所、写真:ナカサ&パートナーズ

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 メルセデス・ベンツ日本(港区六本木1)が7月16日、ミッドタウン東京近くにカフェやレストランラウンジを中心とした新しいコンセプトの情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」(六本木7)を開設した。

UPSTAIRSではメルセデスベンツのエンブレムをあしらったマカロンも提供される

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 同拠点について、同社の上野金太郎副社長は「ショールームにカフェがあるのではなく、カフェレストランで車も見られるスペース」と位置付ける。ニコラス・スピークス社長も「食べたり飲んだりという楽しい雰囲気の中でブランドに接していただくことで、メルセデスに親しみを感じたり、メルセデスの楽しさを発見したりしていただいたりするのが狙い」と話す。

 建築デザインは「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」などを手掛ける窪田建築都市研究所(目黒区)の窪田茂さんが担当した。デザインコンセプトについて、窪田さんは「山やビルを抽象化したさまざまな形の柱を配置し、大きなムービーウォールを設置した。ウォールにはドライブしている感覚を味わえる映像を流せるようにするなど、車への興味を創造する空間として設計した」と話す。

 レストランとカフェのプロデュースは「Hills Cafe」などを手掛けるトランジットジェネラルオフィス(目黒区)の中村貞裕さんが行い、1階のカフェ「DOWNSTAIRS COFFEE」は2008年にラテアート世界チャンピオンにも輝き、「STREAMR COFFEE COMPANY」(渋谷区)を運営する澤田洋史さんが、2階のレストラン「UPSTAIRS」は「AWkitchen」などを展開するイートウォーク(目黒区)の渡邉明さんが、それぞれ監修した。

 「このコネクションの最大の目的は若い人々に新しいユーザー層を開拓すること。六本木は繁華街でもあり、同時のオフィス街でもあるので、ランチタイム、ディナータイム、深夜といつでも若い人々が集まる場所。そこに気軽に立ち寄れる場所があればメルセデスに興味を持ってもらえるはず」とスピークス社長。

 16日~20日は、独ラシュタット工場のインターン生により作られた世界に一台しかないスペシャルモデルB55を展示する。同モデルは、BクラスのボディーにEクラスの「5.5.リッターV8エンジン」を搭載したもの。同社商品企画部の緒方路恵さんによると、「もう無理というくらいぎゅうぎゅうに詰め込んだモデル」と紹介する。

 営業時間は、1階カフェ=7時~21時、2階レストラン=11時~翌4時、インフォメーションカウンター=10時~20時。会員プログラムも実施する予定で、登録すると利用額に応じてカフェなどで使えるポイントがたまるほか、施設内のWi-Fi利用、会員限定イベントへの招待などの特典も用意する。

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