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六本木のサルサクラブ「スダーダ」閉店から心機一転、新店オープン

中央のバーカウンターにはワイングラスで組んだシャンデリアが輝く

中央のバーカウンターにはワイングラスで組んだシャンデリアが輝く

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 六本木で19年の歴史を刻み、風営法(ダンス規制法)の煽(あお)りを受け今年7月に閉店したサルサクラブ「SUDADA(スダーダ)」が9月27日、新天地で「PARAISO(パライソ)LATIN DINING & BAR」(港区六本木7、TEL 03-6447-1963)として再オープンした。

「パライソ」エントランス

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 店舗面積は50坪、席数は60席。中央に設けたバーカウンターを取り囲むようにテーブル席を配置し、「食」をメーンに「ラテンの雰囲気を楽しめるラウンジ」として、再スタートを切った。「(前店舗は)食事やお酒をたしなみながら、サルサなどのラテンダンスを『社交ダンスのように』楽しむ大人の場所だった。まさかとは思っていたが(風営法の取り締まり強化で)踊り全般がNGになってしまった」と店長の池田克彦さん。不況で外国人客が減り、苦しい中頑張っていた矢先だったという。「しばらくは様子を見ていたが、常連客に勇気をもらい、新店舗オープンにこぎ着けた」

 新店舗ではフードメニューを増やし、メキシコ、ペルー、キューバなどの本格的な中南米料理を提供。チャージは取らず、軽食からボリュームのあるメーン料理までそろえる。「ペルー風もつ煮込み」(400円)、「海鮮セビーチェ」(M=800円、L=1,200円)、「牛肉のファヒータ」(1,100円)、「牛肉ロモサルタード(or 鶏肉、豚肉)」(1,000円)、「鶏肉と野菜のサフランライス」「パライソツナコロッケ3個」(以上600円)など。ドリンクは、モヒートを20種(1,000円~)そろえるほか、ビール(800円~)、カクテル(900円~)など。「食」がメーンになったことで、「サルサを知らない人も連れて来やすくなった」との声も聞かれるという。

 毎週日曜には生バンドのライブ演奏(21時~)、金曜・土曜日には無料のサルサレッスンも予定する。

 「ダンス規制法の改正を求めた『Let's DANCE』という活動があり、常連客をはじめたくさんの人が署名してくれている。年内に10万人を目指していて現在9万人を突破した。サルサは気軽に踊れ、素晴らしい文化なので、また踊れるようになることを願っている」と池田さん。

 営業時間は18時~翌2時(木曜・金曜・土曜は翌5時まで)。

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