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広尾「ナショナル麻布」店頭にカップケーキ復活-黄色いワーゲンが目印

店頭で笑顔を振りまくスタッフのあゆみさん

店頭で笑顔を振りまくスタッフのあゆみさん

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 広尾のナショナル麻布(港区南麻布4)前に6月20日、ワゴン車でカップケーキを販売する「Bellas Cupcakes Truck」が3年ぶりに復活した。経営はBellas Cupcakes(港区)。

黄色いフォルクスワーゲンが目印

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 2010年、ロンドン出身のファーラ・バシールさんが「母国では普通に売られているのに日本にはない」ということから立ち上げたカップケーキ専門店。白金高輪にあるベーカリーで毎朝焼き上げるカップケーキを黄色いフォルクスワーゲンのワゴン車で、同所をはじめ表参道や青山などを回り販売を始めた。当時カップケーキ専門店としては唯一の存在で、日本人はもちろん、多くの外国人に喜ばれたという。

 イギリスの伝統的なレシピを基に小麦粉、ヨーロッパ産の砂糖、マダガスカル産のバニラなど、「上質な食材」を使い、日本向けに改良したという味は「甘さ控えめで、フワッと軽い」のが特徴。特に「レッドベルベッド」は欧米らしい一品で、ビーツで赤く色付けされた生地に、白ワインビネガーやココアパウダーを使って焼き上げる。

 ナショナル麻布の建て替えで3年ぶりとなった同店での販売に、「以前のファンが『久しぶり』と声を掛けてくれてうれしい」とスタッフのあゆみさん。バシールさんから「友達をつくる感覚で、お客さま一人一人と話してね」と言われているという。道行く人に気軽に声を掛け、顔を覚え、つながりを大切に販売するのがモットー。「広尾はインターナショナルな雰囲気があり、スーパーの店頭ということで、人々がのんびりコミュニケーションを楽しみ、購入してくれる」とも。

 移動販売のほか、ブライダルギフトやウエディングケーキ、バースデーケーキなどのオンラインによるカスタムオーダーも受け付け、冷凍配送かデリバリー(2キロ圏内)、店頭での受け渡しに応じる。

 レギュラーサイズのカップケーキ(350円)は常時約9種類を用意。「ときどき登場する」というスモールサイズ(170円)も提供する。

 営業は木曜・金曜・土曜のみで、11時30分~18時(売り切れ次第終了)。

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