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六本木ヒルズで「こども」展-子どもモデルのモネ、ピカソなど90点

ピエール=オーギュスト・ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」1887年、オルセー美術館、©RMN-Grand Palais(musée d'Orsay)/Hervé Lewandowski/distributed by AMF-DNPartcom

ピエール=オーギュスト・ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」1887年、オルセー美術館、©RMN-Grand Palais(musée d'Orsay)/Hervé Lewandowski/distributed by AMF-DNPartcom

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)52階森アーツセンターギャラリーで4月19日から、子どもをモデルとした絵画を集めた展覧会「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」が開催される。

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 2009年から翌年にかけてパリのオランジュリー美術館で開催され、約20万人が来場した「Les enfants modèles(モデルとなった子どもたち/模範的な子どもたち)」展を日本向に再構成した同展。モネ、ルノワール、ピカソといったさまざまな時代の画家が描いた子どもの絵約90点を展示する。

 展示は、時代や流派によって分類し序章と「家族」「模範的な子ども」「印象派」「ポスト印象派とナビ派」「フォーヴィズムとキュビズム」「20世紀のリアリスト」と題された全6章で構成、時代によって変化してきた子どもの描かれ方をさまざまな作風の作品から見ることができる。

 画家の子どもをモデルにした作品が多いのも特徴で、クロード・モネが息子の姿を描いた「玉房付の帽子を被ったミシェル・モネの肖像」、ルノワールが女流画家ベルト・モリゾの娘を描いた「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」(以上第3章)、ポール・セザンヌが一人息子を描いた「芸術家の息子の肖像」(第4章)、パブロ・ピカソが娘を描いた「パロマ」(第5章)などがある。

 企画立案者でオランジュリー美術館の元館長のエマニュエル・ブレオンさんは「過去から現代まで、さまざまな運命を辿った子どもたちの肖像画は、詩人シャルル・ボードレールが語ったように、我々が失ってしまった子ども時代を取り戻してくれるものと期待しています」とコメントする。

 開館時間は10時~20時(火曜=18時まで)。入館料は一般=1,500円など。6月29日まで。

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