西麻布の「アイスバー」がリニューアル-氷入替え、新要素追加

アジア初のアイスバー「アブソルート・アイスバー 東京」が氷を入れ替えてリニューアル。開店1周年を記念して、カップル用のケープ導入や、記念撮影用のモニュメント(写真右手)を設置するなど、新要素を加えた。

アジア初のアイスバー「アブソルート・アイスバー 東京」が氷を入れ替えてリニューアル。開店1周年を記念して、カップル用のケープ導入や、記念撮影用のモニュメント(写真右手)を設置するなど、新要素を加えた。

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 港区西麻布のアイスバー「ABSOLUT ICEBAR TOKYO(アブソルート・アイスバー 東京)」(港区西麻布4、TEL 03-5464-2160)は4月25日、リニューアルオープンした。

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 「アイスバー」は1994年、スウェーデンの「アイスホテル」で開店した、壁やカウンター、グラスなど店内がすべて氷で出来たバー。「ユニークな体験」をコンセプトに展開し、ストックホルムに初の独立店を出店後、ミラノ、ロンドンへ出店。東京・西麻布へは2006年2月に出店した。

 店内の室温はマイナス5度に保たれているが、「日々少しずつ氷が溶けてくる」(同店広報担当)ため、メンテナンスとして半年に1度、1週間程度休業して氷をすべて入れ替えている。氷の入れ替えは2度目だが、今回開店から1周年を記念して、新要素を加えてリニューアルした。同店で使用される氷は、世界で最も純度が高いと言われるスウェーデン北部のトルネ川のもので、開店からこれまで輸入した氷の総量は120トンにおよぶ。

 今回、内装を手がけたのは、「アイスホテル」のクリエーティブチーム、アーネ・バーグさんとミカエル・ニッレ・ニルソンさん。アーネさんは、スウェーデンと日本の融合をコンセプトに、日本の石庭や折り紙、釘や金物を用いない木組みなどをイメージしたという。店内には、氷で出来た壁画のほかに、記念撮影用の大きな氷のモニュメントが据えられる。

 同店では、体温と氷を守るため、防寒用のケープを羽織って入店するが、今回新要素としてカップル用のケープを導入した。アイスバーインターナショナル・ディレクターのアグネッタ・ルンドさんは「面白い試み。東京での反応を見て、各国の店舗での導入も考えたい」と話す。また、飲み干した後の氷のグラスを、壁にあるレールの上を滑らせて、バーカウンターの奥に片付けるというアトラクション要素を加えた。

 営業時間は日曜~木曜=18時~24時、金曜・土曜=18時~翌2時15分。45分の入れ替え制で、入場料は3,500円(ワンドリンク付)。カクテルは「ABSOLUT VODKA」をベースに、抹茶などを使用したものを含め13種類提供。価格は2杯目以降1,200円(同じ氷のグラスを使う場合)で、新しい氷のグラスは800円。収容人数50人。

 アグネッタさんは西麻布について「六本木を含め、トレンドセッターが集まる街」と話し、経営にあたるカロッツェリアジャパン(中央区)の大庭稔代表取締役社長は「開店から1年で6万人の来客があった。新要素を加え、夏だけでなく冬も楽しめるよう展開し、今後は旅行の際、記念に立ち寄るなど地方からの来客も視野に入れたい」と話している。「アイスバー」は4月19日にコペンハーゲンに出店、6月にはアジア2号店として上海にも出店を予定している。

ABSOLUT ICEBAR TOKYO関連写真(六本木経済新聞)

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