西麻布のクラブ「Space Lab Yellow(イエロー)」跡に2月18日、クラブ「eleven(イレブン)」(港区西麻布1、TEL 03-5775-6206)がオープンした。
イエローは1991年にオープンし、数々の「伝説的な」パーティーを生み、多くのクラバーやシーンを育ててきた人気店だったが、2008年、ビル解体のために惜しまれつつ店を閉じた。同店はイエロー元スタッフが集まって、同じ場所に開いたクラブ。
企画・広報担当の市川祐子さんは「住所に11が入っていること、オープンに向けて集まったメンバーが11人いたこと、それと英語『go to eleven』の『音量などが通常の最大を超える・能力などが最大を超えて発揮される・パワーなどが過激だ』という意味を含めて店名に決めた」と話す。
店舗面積は約200坪、収容人数は400人。白を基調にした店内はダンスフロアのスペースを広く取ると同時に、ソファ席などゆったりできる空間も用意した。「イエローと大きく違うのはダンスフロアにあったらせん階段がなくなったこと」(市川さん)。
2月18日のオープニングパーティー「Rhythm of Life」には、イエローのラストパーティーでもフロアを沸かせたDJ、Francois Kが登場し、再び店内を沸かせた。
今後のスケジュールは、3月5日「Como Vitelli & Bot’ox Live」、6日「Deepchord」、7日はハイチ救済イベントとしてJephte Guillaumeが来日。12日「Anthony Collins & Lauhhaus」、13日「Theo Parrish」、19日「Mark E」、20日「Chaos Sammy Dee」、21日「Zettai-Mu Rob Smith」、26日「Reboot」などを予定。
今後の展開について、市川さんは「皆さんからすごく期待されてうれしい反面、プレッシャーもある。一度来ただけで、やっぱりイエローの方が良かった、というのではなく一緒に良い店を作っていこうと思ってもらえるとうれしい」と意気込む。