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六本木ヒルズで震災ドキュメンタリー映画上映会-森ビル社員らが企画

「大津波のあとで」の一場面

「大津波のあとで」の一場面

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 アカデミーヒルズ(港区六本木6)で3月7日、「東日本大震災復興支援震災ドキュメンタリー映画チャリティー上映会」が行われる。上映作品は「大津波のあとで」と「槌音(つちおと)」の2作品。

「槌音」の一場面。津波に襲われた大槌駅

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 「大津波のあとで」は監督の森元修一さんが震災直後に仙台、東松島、石巻などを回りながら撮ったドキュメンタリー。津波の傷跡が生々しい沿岸部の光景や、自衛隊による遺体回収活動、被災者へのインタビューなどで構成される。「槌音」は大槌町出身の大久保愉伊さんが震災直後にふるさとに帰って撮影した映像と震災以前のホームビデオの映像を組み合わせて構成した作品。2作品は昨年開催された山形ドキュメンタリー映画祭で上映された後、11月からアップリンク(渋谷区)で公開され、その後も全国で上映会が行われている。

 同イベントは、この作品を見た森ビルの岡圭太さんが加藤宗衛さんらと実行委員会を結成し、上映会を企画し実現したもの。岡さんは「本作品を鑑賞した際に上映会後のトークショーで両監督が『被災地に訪れたことのない方々にこそ、この現実を見てほしい』と語っていた。震災以後『何かをしないといけない、伝えないといけない』と思いながらも、動けていないことにわだかまりを感じていたので、ヒルズでの開催が一助になるならと思い上映会を企画した。前例のない企画だが、部署間、企業間の枠組みを超えて、社内外の多くの方にご協力いただいき実現できた。この上映会が、多くの方々にとってあらためて震災について考え行動するきっかけになれば」と話す。

 開催時間は19時~22時。上映後には両監督と「立ち上がれ!ど真ん中・おおつち」代表の芳賀政和さんによるトークショーも予定。参加費は1,000円(要申し込み)で、全額を石巻市立大川小学校と「立ち上がれ!ど真ん中・おおつち」に寄付する予定。申し込みはホームページで受け付けている。

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