東京タワー(港区芝公園4)は7月20日から、合計1万6000匹以上の昆虫標本を展示する「大昆虫展 in 東京タワー ~ファーブルの世界から希少昆虫まで~」を開催する。
世界最大級のカブトムシとして知られる「ヘラクレスオオカブト」
開業55周年を記念した夏の特別企画として、子どもたちが「昆虫を見る、知る、触れる」ことの喜びを通じて、自然科学に興味を持ってもらうことを目的に初開催。動物学者の吉村卓三さんが所蔵する昆虫標本約250箱や、形が変わっている異形昆虫や希少昆虫の標本50箱などを展示するほか、昆虫を新聞見開き程度の大きさに拡大したパネル15点も展示。標本では見ることのできない昆虫のリアルな姿を確認できる。吉村さん所蔵のファーブル博士の等身大人形や出生証明書、貴重な「ファーブル昆虫記」の初版本などの展示も予定する。
会場には、縦8メートル×横8メートル×高さ3メートルの大型の虫かごを設置し、昆虫たちが住む森を再現。約100匹以上のカブトムシやクワガタなどを放し、自由に触って観察できるほか、世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」にも触ることができる。
初日の20日には、先着55組にカブトムシを進呈。「昆虫の意外な・珍しい話」をテーマに昆虫の知られざる習性や生態などを楽しく学べる、吉村さんの「昆虫教室」(無料)の実施も。スケジュールはホームページで確認できる。
開催時間は、10時~17日(土曜・日曜は18時まで)。入場料は、大人(高校生以上)=1,000円、子ども(4歳以上)=700円、3歳以下無料。親子券(大人1人+子ども1人)=1,500円。