六本木の和食レストラン「HAL YAMASHITA」(港区赤坂9、TEL 03-5413-0086)が現在、「アマンド」(同区)の一部スペースを借りてテークアウト商品を販売する参加店を募集している。
同店は、シェフの山下春幸さんが社長を務める和食レストラン。大手町や大阪、名古屋にも店舗を構える。今回、新型コロナウイルス感染症予防のため営業時間短縮を余儀なくされた店を応援しようと、テークアウト商品を集めたフェアを企画した。
きっかけとなったのはSNSでの活動からだという。山下さんは「もともとはフェイスブックグループ『コロナに負けるな!(港区とその近く)飲食業、美味(おい)しく 笑顔のテイクアウトレストラン』を作り、その中で営業を続けている店を応援しようとエールを送っていたが、実際の経済活動につなげるためにアマンドさんの協力の下、今回の取り組みを始めた」と話す。
参加店は4月15日現在、「HAL YAMASHITA」1店。「減塩・減油対応 淡味新和食弁当」(2,580円)や「特選兵庫産 黒毛和牛旨味たれ焼き重箱」(1,680円)など4種類計70個を販売する。今後は営業を続けている六本木エリアの飲食店にも声掛けを行い、参加店を増やす方針という。
「六本木の街から人が減ってしまった中で、営業を続けている飲食店を応援したいというのが一番。1店でも多くの飲食店にも参加していただき『駅弁フェア』のような取り組みにし、食の発信地として確立させていきたい」と山下さん。「興味がある飲食店は気軽に問い合わせてほしい。1店につき5個から受け付ける」とも。
販売時間は、平日のみ12時~14時30分。