「本の日」にちなんだオンラインイベントが11月1日、「六本木 蔦屋書店」(港区六本木6)で開催された。
「本のある暮らし」がテーマの同イベント。同店を舞台に「オンラインという場所でつながる『本と人』『読者と作者』、語らずにはいられない本好き同士のコミュニケーション」(広報担当者)を提案するオンライントークを実施した。なお、11月1日は2017(平成29)年から、「本棚に本が並ぶ姿にも見える」ことから「本の日」に制定されている。
ゲストには作家の吉本ばななさんと俳優の竹中直人さんの2名を迎えた。吉本ばななさんの登場回は「毎日って、やっぱりいいな ~本の日に、本のある暮らしを語ろう~」を、竹中直人さん登場回は「さがしものは本のなかに~本の日に、本のある暮らしを語ろう~」をトークテーマに、事前に募集した質問への回答を織り交ぜながら展開した。聞き手は蔦屋書店で本にまつわる企画と制作を担当する木村綾子さんが務めた。
広報担当者は「吉本さんには日々の暮らしにおいて大切にしている物や考え方について、これからの生き方について、『本のある暮らし』について話を伺っていくことで、明日からの日々に新しい刺激や視点が加わったり、まったく新しい人生を切り開くチャンスとなったりするような時間になればうれしい」と話す。
「竹中さんにはこれまでにどんな本を読んできたのか、座右の書のように大切にしてきた本はどのようなものかを聞く。今年はコロナの影響でさまざまなエンターテインメントが規制されるという誰もが経験したことのない状況の中、竹中さんの生活にどんな本が寄り添っていたか。その本のあることで、新しい生活にどんな希望を描いたかなどをお伺いすることで、あらためて、本を見つめる機会をみなさんとご一緒したい」とも。