六本木のアートギャラリー「SCAI PIRAMIDE」（港区六本木6、TEL 03-6447-4817）が、オープンから2カ月を迎えた。

「エントランス」©Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins and Reversible Destiny Foundation

　4月22日にオープンした同施設。「SCAI THE BATHHOUSE」（台東区）、「SCAI PARK」（品川区）に続き、第3の拠点としてオープンした。「ギャラリーの既存の枠組みを超え、新たな切り口の提示をすることで時代に即したコンテクストの更新を図る」をコンセプトに、さまざまな現代アーティストの企画展を開催し、作品を展示している。

　現在、「オープニング展」として、美術家である荒川修作さんの展示「BOTTOMLESS-60年代絵画と現存する2本の映画」を行っている。絵画「BOTTOMLESS No,1」を展示するほか、パートナーでもあるアーティストのマドリン・ギンズさんと共同で作り上げた映像作品「Why not」と「For Example」を上映する。

　担当者は「六本木は海外の方も多く住まわれているエリア。アートに精通している方や、日本の方だけでなく幅広い客層に来てもらいたい」と話す。「森美術館や他ギャラリーも多く集まるエリアのため、そうした所にいらっしゃる方々にも合わせて見に立ち寄ってもらえれば」とも。

　営業時間は木曜・金曜・土曜の12時～18時。