ツタヤ、「アクトビラ」上のVODサービスを本格スタート

写真=「TSUTAYA TV」画面を操作するTSUTAYA BBの渡邉健執行役社長(左)

写真=「TSUTAYA TV」画面を操作するTSUTAYA BBの渡邉健執行役社長(左)

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 TSUTAYA(渋谷区)は6月5日、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(港区六本木6)で会見を開き、同社がデジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」上で展開するVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「TSUTAYA TV」の本格スタートすると発表した。

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 同社は今年3月に「TSUTAYA TV」を開設。劇場映画の予告編やランキング情報などを提供してきた。6月6日にリニューアルし、本格的なサービスを開始する。同社のターゲットでは、20代に店頭とモバイル、30代に「TSUTAYA online Web」、「TSUTAYA online DISCAS」などのウェブ、40代には今回の「TSUTAYA TV」などのIPTVをあて、各ターゲットを考慮したメディア展開を行う。

 コンテンツは、パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース、ウォルト・ディズニー、NBCユニバール・インターナショナル・テレビジョン・ディストリビューションなど、ハリウッドのメジャースタジオとライセンス契約を行い、「HEROES(ヒーローズ)」、「LOST」、「デスパレートな妻たち」などの海外人気ドラマや、「トランスフォーマー」、「オーシャンズ13」、「ブレイブ ワン」、「ボーン・アルティメイタム」などの人気映画を配信する。

 6日のサービス開始日には101タイトルを揃え、6月中に約200タイトルまで拡大。今後1年間で「2,000タイトルまで持っていきたい」(TSUTAYA BBの渡邉健執行役社長)という。また、同社では今年を「HI Def(ハイデフ、HI Definition)元年」と位置づけ、「TSUTAYA」店舗での「ブルーレイディスク」レンタルなどを拡大しており、「TSUTAYA TV」でも高画質にこだわり、提供タイトルのうち約7割をハイデフ画質のものとする。

 コンテンツの提供価格は、最高画質(アスペクト比16対9、HD画質)の映画がレンタル(48時間)1本735円。テレビ番組がレンタル(48時間)1本300円、4~5話をまとめた「ミニパック」がレンタル(72時間)960~1,200円ほか。

 アクトビラは、気象情報や株価などのコンテンツや「TSUTAYA TV」のような映像コンテンツを、インターネットを経由し、テレビ上で視聴できるサービス。松下電器産業、ソニー、シャープ、東芝、日立、ソネットエンタテインメントの6社が出資し、共同で運営会社アクトビラ(西新橋2)を設立している(2007年9月にテレビポータルサービスより社名変更)。視聴にはアクトビラに対応したテレビとブロードバンド回線が必要で、各社が提供する対応テレビは7月1日までに23機種のラインアップとなる。会見でアクトビラの久松龍一郎代表取締役副社長は、今年1年は主に電気店の店頭でデモンストレーションを行い、認知拡大に努めていきたいと話した。

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