六本木に新業態店「料理屋 三船」-三船敏郎さんテーマに独自メニュー展開

店内は「道場」をコンセプトにした空間が広がる。

店内は「道場」をコンセプトにした空間が広がる。

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 飲食店の経営・コンサツティングを手がける東京レストランファクトリー(港区)は6月29日、同社が独自の新事業形態店を展開する「料理屋 三船」(港区六本木7、TEL 03-6804-5548)をオープンした。

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 同社が展開する新事業形態は「ロードショープロジェクト」と呼ばれ、映画制作の仕組みを採用したフードビジネス戦略。業態に適したレストラン開発クリエーターを「監督」として起用し、内装業者を「キャスト」として迎え、同社が総合プロデュースを行う。

 2009年2月、同プロジェクト第1弾となるカジュアルレストラン「SUNS CASTLE(サンズキャッスル)」が祖師谷大蔵駅前にオープン。翌3月には、赤坂に鮮魚・鉄板焼き・五寸鍋を提供する和食料理店「赤坂仁屋」を、4月には田町駅近くに九州料理をメーンとした居酒屋「神屋流 博多道場」を、それぞれオープンしている。

 同店は、「もともと黒澤映画が好きで、なかでも三船敏郎さん演じる一連の作品には大きな影響を受けてきた」と話す同社渡邉仁社長の「いつかその映画のような質実剛健で本物感あふれる飲食店を作ってみたい」という思いが、三船プロダクションの全面的な協力を得て実現した。

 店舗面積は約40坪、席数は55席。監督には飲食プロデューサーの中村悌二さん、総合美術に際コーポレーション、監修に三船プロダクションを据え、総合企画・運営を同社が行う。客単価はランチ1,000円、ディナー6,000円を見込む。

 料理は、三船さんが登場する映画の食事シーンや三船プロダクションや親族へのリサーチを行い、三船さん自身が好んでいた料理からイメージしたものを提供する。「三船の大串」というくし物は牛ロース(1,200円)、鶏つくね照焼(500円)、活穴子白焼(700円)、串鯖塩焼(500円)のほか、黒豚メンチカツ(500円)、爆弾コロッケ(650円)、三船の玉子焼(大・900円)などの単品料理。薬膳黒豚しゃぶしゃぶ「隠し砦の長寿鍋」(1,200円~)、「富士溶岩石版焼しゃぶ」(1,200円~)のほか、コース料理(5,000円~8,000円)などを用意する。

 営業時間は11時30分~14時(ランチ)、17時~24時(ディナー)。日曜定休。

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