西麻布に「十割そば」の店-毎日石臼でひいたそばを提供

広いカウンターとテーブル席、赤いいすと竹すだれが印象的な店内。

広いカウンターとテーブル席、赤いいすと竹すだれが印象的な店内。

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 西麻布に3月8日、石臼でひいた十割そばを提供する店「祈年 手打茶寮」(港区西麻布1、TEL 03-6447-2308)がオープンした。

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 店舗面積は約15坪、席数15席。白壁と木を基調にした店内は1枚板のカウンター席とテーブル席で構成され、竹すだれを効果的に施し落ち着いた雰囲気を演出。天井から伸びた青竹から落ちる水のせせらぎの音が店内に静かに流れる。

 同店のそばはつなぎを一切使わない「十割そば」。店長の鈴木年樹さんは「当店は、そばという穀物のうま味に注目してみた。発芽させたそばの実から引き出される奥深い甘みと味わい、これまでに体験したことのない食感を味わってほしい」と話す。

 メニューは、限界まで石臼で粗くひいた「定番のもり」(1,000円)、そばの実を発芽させて打った「豊穣(ほうじょう)」(1,500円)、そばの実の芯の白い部分だけを水で打った「吟白(ぎんぱく)」(1,800円)、「かけそば」(1,000円)、「天ぷらそば」(1,700円)のほか、「海老と野菜の天ぷら」「山菜の天ぷら」(以上700円)、「鴨の柚子焼きサラダ添え」(1,000円)、「クリームチーズ西京漬」(800円)、「燻製盛り合せ」(800円)などの一品料理を用意。

 ドリンクは、ビール(700円)、日本酒(600円)、ハイボール(700円)、焼酎(600円)など。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円を見込む。

 鈴木さんは「江戸時代よりの長きにわたり、水だけでそばにするのは不可能といわれていた更科を十割のそばにした。今までのそばは何だったんだろう?と、本物のそばのうま味を多くの人に知っていただきたい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。

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