六本木朝日神社で「ほおずき市」-宮崎県日之影町産のほおずきで朱一色に

日之影町役場地域振興課の工藤富士さん。

日之影町役場地域振興課の工藤富士さん。

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 六本木朝日神社(港区六本木6)で7月9日・10日、6回目となる「ほおずき市」が行なわれている。

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 主催は宮崎県日之影町。同町は、宮崎県の北部に位置し、町の92%を森林で占めるという山村文化を持つ地域。約5,000人が住む。

 同イベントは、日之影町役場担当者が「何か地域発信できることはないか」と東京在住の日之影町・地域づくりマネジャーの北本正孟さんに相談を持ちかけ、同地域を紹介するイベントを「六本木福鮨」の協力で6年前に行った。イベントが好評だったことから、同店オーナーで六本木朝日神社の総代を務めていた福沢錠爾さんが同神社に「日之影町の地域紹介や産物の展示・販売はできないだろうか」と相談したのがきっかけで「ほおずき市」が始まった。

 日之影町で6年前は5~6戸ほどしかいなかった生産者も、現在は27戸に増え、約130アールを栽培。大きさと鮮やかな朱色が特徴。昨年は500本を用意したが、すぐに売れきれてしまったため今年は800本を用意する。1本1,000円から。

 期間中、竹工芸保存会の竹細工製品や合いガモを放し飼いにして作られた「アイガモ米」(650円)、「干しタケノコ」(600円)、「干しゼンマイ」(500円)なども販売するほか、森林セラピー基地をパネルなどで紹介するコーナーも設ける。

 日之影町役場・地域振興課の工藤富士さんは「東京六本木という街で、都会と田舎の交流をテーマに、『ほおずき市』を通して古来のお盆の習慣と日之影町の自然や山村文化に対して親しみをもってもらえれば」と期待を寄せる。

 同神社宮司の綿引敏さんは「年々訪れる人が増え、今では、このほおずき市を待ってくださる方も増えた。努力してお作りになった生産者の方、また訪れる方が喜んでいただけるのがうれしい」と話す。

開催時間は11時~20時。「ほおずき市」は売り切れ次第終了。

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