六本木で次世代クリエーター塾「コ・フェスタ」-有名講師陣が無料講座

映像を交えながらロトスコープの説明を行う佐藤雅彦さん(左)

映像を交えながらロトスコープの説明を行う佐藤雅彦さん(左)

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)で10月20日、次世代のクリエーターを発掘・育成するプロジェクト「コ・フェスタPAO(パオ)」が始まった。主催は経済産業省、NPO法人映像産業振興機構(VIPO)。

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 2007年から始まった同プロジェクトは、ゲーム、アニメ、漫画、キャラクター、放送、音楽、映画などのコンテンツ産業、デザイン・ファッションなどのコンテンツと親和性の高い産業にかかわる各種イベントが連携して開催する「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)」の連携イベントの一つ。

 次世代の日本のコンテンツ産業を支える若手のクリエーターやクリエーターを志す若者の育成・発掘を目的にしている。

 主に高校生・専門学校生・大学生などを対象に、プロジェクト・デザイナー10人が「映像」と関連付けた企画を提案。それぞれの企画をトークショー、ワークショップ、展示などを通じて披露する。

 プロジェクト・デザイナーとして参加するのは、表現方法研究者の佐藤雅彦さん、デザイナーの三宅一生さん、ゲームプロデューサーで任天堂専務取締役の宮本茂さん、音楽プロデューサーの武部聡志さん、テレビディレクターの藤村忠寿さん、ファッションジャーナリストの生駒芳子さん、バーチャルリアリティ研究者の谷川智洋さん、編集工学者の松岡正剛さん、ロボットクリエーターの高橋智隆さん、アートディレクターの佐藤可士和さん。

 20日に行われたトークイベント「佐藤雅彦×ユーフラテスによる『新しい映像の作り方』の作り方」では、佐藤さんと佐藤雅彦研究室の卒業生らによる表現活動集団「ユーフラテス」が制作してきた映像作品とともに、現在制作中の「ロトスコープ」を使った新作映像を紹介した。

 ロトスコープは1915年に考案された実写をトレースしてアニメーション映像を作る技法。輪郭情報を抽出することにより体の動きを如実に表現することができるが、佐藤さんは実写から抽出する対象を輪郭以外の視覚情報などまで広げることで、新しい表現の可能性があることを発見。その手法で制作した作品はテレビ番組などにも使われている。

 「『作り方』を作れば正しいものができるのでは。時間や手間はかかるが、映像手法や表現方法を作ってから映像を作ってほしい」と佐藤さん。

 他のプロジェクトでは若手映像クリエーターによるPAOオリジナルの中編映画の発表などさまざまな企画を予定している。

 参加無料。各プロジェクトの開催日程、参加申し込み方法などはホームページで随時発表する。2011年3月27日まで。

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