見る・遊ぶ

芸術工学の観点から「人間の幸せとは何か」を考える研究展-ミッドタウンで

[Talking Shirts.]projectの作品。多様な愛の形を表現している。

[Talking Shirts.]projectの作品。多様な愛の形を表現している。

  • 0

  •  

 東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で9月9日から、芸術工学の観点から人間の「しあわせ」とは何かを考える研究展示「デザインはにんげんをしあわせにできるか?」展が開催される。 企画・運営は九州大学大学院芸術工学研究院、ディレクションは清須美匡洋・同研究院教授。

JR博多駅前広場

[広告]

 芸術工学とは科学技術と芸術の融合を目指す学問。同展は、同研究院の5つの部門(デザイン人間科学/コミュニケーションデザイン科学/環境・遺産デザイン/コンテンツ・クリエーティブデザイン/デザインストラテジー)における研究やプロジェクトを「しあわせ×デザイン」という観点から紹介する。

 具体的には、同研究院がデザイン提案を行ったJR博多駅前広場について、公共空間に関する芸術工学の観点から研究を行った成果を発表するほか、Tシャツの絵柄で社会問題について言語によらない問題喚起を行う「[Talking Shirts.]project」、夏のキッズウイークでも毎年好評を博している「iPadで遊びながら作曲しよう!」などを展示する。

 同展担当者は「『幸せ』を考えたとき、それは必ずしも『物の形』をとるとは限らない。普段私たちが考える『幸せ』と、芸術工学/デザインの視点から考える『幸せ』とはどう違うのか、芸術工学が私たちの生活を具体的にどのように幸せにするのか、そのようなこと考えられるような場を提供できれば」と話す。

 15日には「震災復興+design WORKSHOP @東京ミッドタウン」と題するセミナーを開催。デザインの力によって被災地を支援するために、被災地の現状と課題を分析、被災地の未来を共に考えるワークショップを開く。

 開館時間は11時~19時、入場無料。今月29日まで。13日・25日・27日にもセミナーを予定。詳細はホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース