六本木で「V-1コンテスト」-学生ボランティア団体がPR映像の出来競う

グランプリを獲得した「国際ボランティア愛好会SHANTI SHANTI」

グランプリを獲得した「国際ボランティア愛好会SHANTI SHANTI」

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 ラフォーレミュージアム六本木(港区六本木1)で12月17日、ボランティアや社会貢献活動を行う学生団体が制作したPR映像の出来を競う「V-1コンテスト」の本戦が開催された。主催は「Gakuvo」(日本財団学生ボランティアセンター=港区)。共催は「V-station」(大阪府立大学ボランティアセンター=大阪府堺市)。

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 昨年4月に学生のボランティア活動支援を目的に設立された同財団。スキルアップセミナーや、学生アイデアのボランティアプログラムの事業化などの活動を展開。学生ボランティアのインターンにより運営されているのが特徴で、学生主導の支援を目指す。

 代表の西尾雄志さんは「現場でいい活動を行い、経験したことを広める力が必要。多種多様のボランティア・社会貢献活動があるが、競争原理を入れることで切磋琢磨(せっさたくま)して伸びていってほしい。30秒というPR映像は短く感じるかもしれないが、メッセージを一つに絞ることで、何を伝えたいのか本質が見えてくるはず」と話す。

 2回目となる今回は関西からも参加。「ボランティアに興味を持つ学生が思わずやってみたくなる」をテーマに23団体がノミネート。活動内容ではなくPR力のみで審査が行われた。本戦では、予選を突破した6団体と敗者復活戦で勝ち残った1団体が30秒の映像と1分間のプレゼンテーションで、それぞれの活動をアピールした。

 審査員は、ソーシャル・ビジネス実践家の竹井善昭さん、CM制作プロデューサーの横田直和さん、NPO法人グリンバード副代表・港区議会議員の横尾俊成さんの3人。これに観客票を加え、「HOUSEからHOMEへ」というタイトルで「短期海外住居建築ワークキャンプ」の様子を伝えた「国際ボランティア愛好会SHANTI SHANTI」がグランプリを受賞。30万円分の活動支援物品と40万円分の広報・広告支援が贈呈された。

 審査委員賞は、「ゴミひろいはおもしろい」というタイトルで気軽に参加できるゴミ拾いをアピールした「SCOP」が受賞。「野球のキャッチャーミットをゴミ箱に例えた異質なアイデアが良かった」と評され、30万円分の活動支援物品を獲得した。

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