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六本木ヒルズで真夏日記録、ドライミスト稼働-昨年より16日早く

ドライミストの下で涼をとる人々

ドライミストの下で涼をとる人々

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)で6月4日、日中最高気温が7月中旬並の29.1度を観測し、13時20分、今年初めてドライミストが稼働した。

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 森ビルでは2006年夏、省エネルギー型外気冷却システム「ドライミスト」を導入。噴霧エリアの気温を約1~3度低下させる効果があり、気温「27.5度以上」、湿度「70%未満」、風速「4メートル(毎秒)未満」、降雨「なし」という条件下で自動噴霧される。

 ミストはべたつきを感じないほどの超微細な水滴で、消費電力量がエアコンの約30分の1と環境負担が軽い。2005年の「愛知万博(愛・地球博)」で暑さ対策の一環として導入され、その後もヒートアイランド対策として自治体が装置導入に補助金を設けるなど、次世代の省エネルギー型冷却装置として注目されている。

 ドライミストは同施設「66プラザ」に計9カ所設置。約180平方メートルのエリアを冷却する。5月下旬に稼働準備を整え、噴霧条件を満たしたこの日、ドライミストが噴き出すと、涼を求め一休みする人々の姿が見られた。

 噴霧時間は、8時30分~18時30分。

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