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六本木ヒルズ10周年記念サイト、カンヌで銀賞受賞

TOKYO CITY SYMPHONY

TOKYO CITY SYMPHONY

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 六本木ヒルズ開業10周年を記念してオープンしたウェブサイト「TOKYO CITY SYMPHONY」が、第60回カンヌライオンズ国際クリエーテイビティ・フェスティバル、サイバー部門(CYBER LIONS)シルバー賞を受賞した。

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 同フェスは、ワンショー・デザイン、クリオ賞と並ぶ世界三大広告賞の一つで、毎年6月に1週間にわたり仏カンヌで開催される。16の部門ごとに審査が行われ、世界のトップクリエーターで構成される審査員団によって約10分の1に絞られ、その中からオリジナリティー、先進性、クリエーティビティ、テクニックに特に秀でた作品が金・銀・銅賞に選ばれる。今年は、92カ国から約3万6000作品の応募があり、日本だけでも約1000作品もの応募があった。

 森ビルが、独自技術により1000分の1スケールで制作した東京の都市模型を舞台に、ユーザーが自由に3Dプロジェクションマッピングを投影、オリジナルの映像や音楽が楽しめる同サイト。ユーザー自身が「東京の街」を彩った映像作品は、フェイスブックやツイッターなどで世界中に発信することができる。今年4月下旬のサイトオープンからアクセス数は100万回を突破し、動画配信サイトでの再生回数も30万回を超え、日本だけでなく、世界140カ国へと広がりを見せていた。

 受賞したサイバー部門は、デジタル分野での画期的なアイデアを持った作品に与えられる。「都市模型という森ビルのアセット(=資産)を使って作られた純度の高いクリエーティブ。タレントもマスの力も使わずに、クラフトと音楽の力で20カ国から集う審査員たちの心をわしづかみにした。『東京を世界一の都市にする』という森ビルの志と活動そのものが世界に評価された」と話すのは、審査を担当した博報堂エグゼクティブクリエーティブ・ディレクターの北風勝さん。

 同作品クリエーティブ・ディレクターの大八木翼(SIX)さんは「構想から制作まで9カ月をかけた大プロジェクト。小学生のころからずっと憧れ続けてきて、そして今でも大好きな『TOKYO』という街へのラブレターみたいな作品。混沌(こんとん)が生み出す美しい調和。あふれ出すようなパワー。この街が持つ不思議な『磁力』を、世界中の人たちに全く新しい形で発信したかった」とコメントを寄せる。

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