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国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展」 大原美術館所蔵作品約150点 

 国立新美術館(港区六本木7)で1月20日、大原美術館(岡山県)の主要な所蔵作品を展示する「はじまり、美の饗宴(きょうえん)展 すばらしき大原美術館コレクション」が始まった。

ルノワールやゴーギャンの作品も

 大原美術館は、1930(昭和5)年、事業家だった大原孫三郎が前年死去した画家の児島虎次郎を記念して岡山県倉敷市に設立した日本最初の西洋美術中心の私立美術館。虎次郎は孫三郎の支援で1908(明治41)年と1919(大正8)年の2度にわたって渡欧した際に収集した作品がコレクションの基礎となった。

 第2次大戦後は孫三郎の息子・總一郎が遺志を継ぎ収集を継続し、西洋の同時代の作品に加え、日本の近代絵画、民芸運動に関わる作家たちの作品なども収集した。總一郎の没後も美術館の拡張は続き、現在は本館、分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館の4館でさまざまなジャンルの展示を行っている。

 同展は、大原美術館の全ての部門から主要な作品を借り受け、古代から現代までの幅広いコレクションを展示する。展示は7章で構成し、第1章ではエジプトや中国の古美術品を展示。第2章では、東京では約30年ぶりの公開となるエル・グレコの「受胎告知」や、虎次郎がモネから直接購入したという「睡蓮(すいれん)」に加え、マティス、ゴーギャン、ルノワール、セザンヌ、モディリアーニなど、西洋近代絵画の名品を多く展示する。

 第3章は日本の近代洋画のセクションで、重要文化財に指定されている小出楢重の「Nの家族」と関根正二の「信仰の悲しみ」を展示するほか、岸田劉生、藤田嗣治、児島虎次郎などの作品を展示する。藤田嗣治の「舞踏会の前」は東京芸術大学で修復を行った後、初めての本格的な公開となる。

 第4章では、棟方志功、バーナード・リーチ、濱田庄司ら民芸運動ゆかりの作家たちの作品を展示。第5章ではピカソや国吉康雄らの戦争にまつわる作品を展示する。

 第6章では戦後の、第7章では21世紀の作品を取り上げる。同美術館学芸課長の柳沢秀行さんは「大原美術館は常に現代美術を収集し続けた美術館、近代絵画も戦後の絵画もその時代に先鋭的な活動を行っていた作家の作品を集めた結果出来上がったコレクション。現在も同時代のアーティストと関係を持ち、日本のアーティストを支援するため、大原家旧別邸の有隣荘で現代美術の展覧会を行ったり、芸術家の滞在制作を行ったりしている。第7章で紹介するのはその成果」と話す。第7章で紹介する作家は、やなぎみわさん、町田久美さんなど。

 柳沢さんは「西洋近代絵画をはじめとして、海外からも人気が高い作品が多く、これだけの作品がそろうことはなかなかない。児島虎次郎の作品が象徴するように、大原美術館の異なる文化同士が出合う場という雰囲気を感じてもらえれば」とも。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。火曜休館。入場料は一般=1,600円など。4月4日まで。

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