アートイベント「GREY ART MUSEUM 2026-五感で感じる伝統と革新-」が現在、西麻布のアートスペース「WALL_alternative」(港区西麻布4)で開催されている。
2023年11月、「新しいムーブメントが生まれる場」をテーマにオープンした同施設。夜間のみ営業し、ナチュラルワインを中心としたカウンターバーを併設し、現代アート作品の展示や販売を軸に展開する。
「ニューバランス」が毎年5月に展開する「Grey Days」に合わせて開く同イベント。Grey Daysは、ブランドを象徴する色「グレー」をテーマに、限定プロダクトやイベント、ストーリーを通じて、その魅力を発信する取り組み。今回は、アートプロジェクト「MEET YOUR ART」と協働し、5人のクリエーターが参加する。
テーマは「伝統と革新」。会場中央には、ニューバランスのモデル「574」と、クッショニングテクノロジーを現代的に再構築した「ABZORB 2000」を展示。会場構成と什器制作は建築家の萬代基介さんが担当。都市に調和する色としてのグレーを起点に、プロダクトと都市、鑑賞者をつなぐ空間を構成する。
参加アーティストは、香りを使った表現を手がける和泉侃さん、書家の華雪さん、サウンドアーティストの國本怜さん、金属加工を用いた作品を制作する東城信之介さん、建築家の萬代さん。和泉さんは「574」と「ABZORB 2000」から着想を得た香りを制作し、来場者が持ち帰れるムエット(匂い紙)として提示する。華雪さんは、ニューバランスの歴史や哲学から着想した文字を約2メートル四方の紙に書き下ろす。國本さんは都市を走る風をイメージしたサウンドインスタレーションを制作する。
会場では、飲食メニューも用意。富喜製麺研究所とごま専業メーカー「和田萬」がコラボレーションした「GGヌードル」、京都を拠点に「お茶の可能性を探求」する「7T+」による「スモーキー京番茶ジェラート」、オリジナルラベルで提供するワイン、香りの体験を味覚へ広げるオリジナルドリンク「飲むニューバランス」などをそろえる。
来場した20代女性は「ニューバランスの靴をきっかけに来たが、香りや音、食まで含めて楽しめる展示で驚いた。グレーという色の見方が少し変わった」と話していた。
開催時間は18時~24時。入場無料。5月30日まで。