増上寺で恒例「節分追儺式」開催へ-中村玉緒さんら著名人50人参加

写真=昨年も多く人が訪れた増上寺の恒例行事「豆まき」。

写真=昨年も多く人が訪れた増上寺の恒例行事「豆まき」。

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 増上寺(港区芝公園)で2月3日、毎年の恒例行事「節分追儺式(せつぶんついなしき)」が行われる。

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 同行事は、徳川家ゆかりの丹漆(たんしつ)の「三門」を、古式にのっとり裃(かみしも)をつけた年男年女を先頭にした「お練り」が境内を行列するほか、「餅つき」や僧侶と鬼の「鬼問答」などの後、「豆まき」が行われる。

 今年は、女優の中村玉緒さんや水谷八重子さん、角界から栃東親方、落語家の桂米助さんなど文化人や著名人約50人と、年男年女による「豆まき」が行われ、今年1年の「無病息災・災厄消除・開運招福」を祈る。

 同行事の「年男年女」は、開運招福を願う人なら干支(えと)に関係なく誰でも参加可能。裃を着けてお練りをし、安国殿で厄除祈願、本堂前特設舞台で著名人と一緒に豆まきを体験できる。費用は、祈願札、福桝福豆、お赤飯が付いて2万円。定員は先着150人で、締め切りは1月28日。詳しくは同寺のホームページで確認できる。

 同寺広報担当者は「毎年、三千人ほどの人が集まる恒例行事。今年はあいにく平日だが、近隣のビジネスマンやOLの方たちが多く参加して盛り上げてくれる」と話す。

 増上寺は、浄土宗の七大本山のひとつ。江戸時代の初め源誉存応(げんよぞんのう)が徳川家康の帰依を受け、大伽藍(がらん)が造営された。しかし、戦災で徳川家の将軍やその一族の御廟(ごびょう)は焼失。焼失を逃れた三門(さんもん)・経蔵(きょうぞう)・御成門(おなりもん)などを含む境内は、1974年完成の大本堂とともに近代的に整備された。そして同年より、文化人や著名人などが本堂前で豆まきをする「節分追儺式」が行われるようになったという。

 開催時間は、お練り=11時45分~、餅つき=11時55分~、祈願=12時05分~、鬼問答=12時15分~、豆まき=12時30分~、大〆め12時50分~。

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