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西麻布に山口県萩の鮮魚が売りの和食店「土龍」-若手シェフが開く

サンドカラーを基調にした落ち着いた内装

サンドカラーを基調にした落ち着いた内装

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 西麻布に10月5日、山口県萩の鮮魚を扱う和食店「土龍(もぐら)」(港区西麻布1、TEL 03-6804-1205)がオープンした。

関東で見ることはほとんどないという「金太郎」

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 店舗面積は13坪、席数は20席。黄色とオレンジを基調とした元フレンチの内装を生かし、配置はそのまま壁紙を張り替え、サンドカラーをベースに落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 オーナーシェフの高倉豊和さんは、前身のフレンチ料理店「ビストロキュイジーヌ TableB」のシェフとして1年以上勤めたが、オーナーから譲り受ける形で長年の夢である独立を果たした。「30歳を過ぎてからと思っていたが少し早かった」と話す高倉さんは現在28歳。料理経験は10年を数える。

 高倉さんの出身地である福岡県の陶器「小石原焼」をそろえ、山口県から直送される新鮮な魚をさばく同店。「水揚げされてから6時間で届くのは築地より早い」という魚は、タイ、アジ、イカ、ウチワエビなど。中でも「金太郎」はほとんど山口県でしか見られないという。

 目玉メニューは「とろとろシャブ鍋」(1人前1,780円)で、特製のみそしょうゆだしで軽くしゃぶしゃぶにした魚や肉を、山芋に30種類の調味料をブレンドした特製付けだれで野菜と一緒に食べる。このほか、大山地鶏の鶏ガラスープに、じっくり炒めたトマト、サフラン、数種類の香草を入れてしょうゆで味付けした「トマト・サフラン鍋」(1人前1,780円)、ニンニク、鷹の爪、みそをしっかり色付くまで丁寧に炒め、特製の昆布だしをブレンドした「焦がしみそモツ鍋」(1人前1,400円)など。

「トシ子ばあちゃん魂の野菜」として、高倉さんの祖母が作る自家製野菜もメニューに並ぶ。ランチでは、「三元豚の生姜焼き定食」(800円)や、「カキと白身魚のフライ定食」(900円)など、1,000円以下で提供する。

 今後については、「若い実力のある料理人に店を持たせてあげたい。料理人の労働環境を改善したい」と高倉さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~23時。日曜・祝日定休。

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