六本木のすし店「鮨 かくの」(港区六本木5、TEL 03-5545-5496)が現在、テークアウトメニューを販売している。
2017(平成29)年3月にオープンした同店。カウンターテーブル上に水を流し、客がすしを食べた後、その場で指を洗える造りに設計。独自にブレンドした2種のコメを羽釜で炊き上げるシャリや、桜島火山帯の地下から湧き出る天然水などを使ったすしを提供する。
今回、新型コロナウイルス対策として、入店客数を制限しながら営業を行い、店内にアルコール設置をして入り口の扉を開けるなどして常に換気も行っている。今月に入り、テークアウト販売も始めた。
テークアウトメニューは、1週間煮詰めたたれをかけたアナゴとイクラを使った「穴子いくら弁当」や「いくら弁当」(以上3,000円)など。北海道出身の店主、角野維之さんが作る「自家製いくら醤油(しょうゆ)漬け瓶詰め」(140グラム、3,000円)や「穴子弁当」(2,500円)なども用意する。
角野さんは「当店自慢のアナゴとイクラはもちろん、北海道名物のイクラの醤油漬けをぜひ堪能してほしい。『自家製いくら醤油漬け瓶詰め』は熱々ご飯にかけて自宅で召し上がっていただければ」と話す。「『穴子弁当』に使うアナゴは通常、『穴子の握り』として提供し濃厚なたれを使っているが、今回、弁当用に改良した。当店を利用したことがないお客さまにこの機会にぜひ召し上がっていただきたい」とも。
テークアウト販売時間は12時~19時。