麻布十番のバー「酒処 安座部」(港区麻布十番1)が3月3日、ECサイト「kaze labo(カゼラボ)」で自社開発した調理機器商品の販売を始めた。
2017(平成29)年にオープンして以降、地元民を中心に親しまれている同店。新型コロナウイルスの影響によりインドアで使われる家庭用品の需要が高まったことから、オリジナル商品を開発した。「こだわりを日常に(Feelings daily life)」をテーマに、ものづくりを中心にとした新事業「カゼラボ」を立ち上げ、同名のECサイトもオープンした。商品開発には店の常連客や近隣で働くシェフやバーテンダーなどが協力する。
開発した商品は、ウイスキーや食べ物に手軽に薫香を付けられ、屋内でも使える「煙頭(スモークヘッド)」と、レザー製包袋(簡易防炎シート兼用)をセットにした商品(7,700円)。独自開発したウッドチップ5種(3,410円)や、やけど防止の手袋(3,300円)も販売する。
企画担当者の関根崇さんは「アウトドアギアなどに見られる機能美やこだわりを日常でも味わえたら毎日がもっとワクワクするはず。開発に協力してもらった近隣店舗と連動して、麻布十番の街をより盛り上げていきたい」と話す。「今後は動画サイトで『煙頭』を使ったレシピ紹介を配信していく予定。麻布十番のいくつかの飲食店でも煙頭を使ったメニューを提供していくので楽しみにしていてほしい」とも。