東京ミッドタウンの「虎屋菓寮 東京ミッドタウン店」（港区赤坂9、TEL03-5413-3541）が現在、テークアウトメニューを提供している。

白玉を2個入れた「冷し汁粉」（画像は「御膳」）

　3月1日にテークアウトを始めた同店。2007（平成19）年のオープン以来、テークアウトの提供をするのは初めて。とらや広報担当の奥野容子さんは「当菓寮は、感染症対策として席数を減らして営業をしているため、喫茶ご希望のお客さまには長時間お待ちいただいてしまうこともある。また、このような状況下なので、外で召し上がりたいというお客さまからの声もありテークアウトを始めた」と話す。

　同店では、冷たい商品の提供を4月21日から順次開始。現在は4種類のラインアップを用意する。かき氷の「宇治金時」（756円）は、和三盆糖で作った抹茶蜜と小倉あんを組み合わせた商品。底幅約7センチ×高さ7.5センチのカップに入れて提供する。「抹茶グラッセ」（648円）は、丁寧にたてた香りの高い抹茶を冷やして提供するドリンク。好みに応じて白蜜も入れたオーダーも可能だという。

　そのほか、冷たいお汁粉に白玉を2個入れた「冷し汁粉」（756円）は、「御膳（ごぜん）」「小倉」「白小倉」の3種類を用意する。爽やかな味わいの「冷煎茶」（648円）も提供する。

　奥野さんは「緑が美しいこの季節に、野外の風を感じながら、涼やかな甘味や飲み物を味わっていただけたら」と話す。

　現在の提供時間は11時～18時30分。9月下旬までの予定。