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六本木ヒルズで障がい者アートイベント-東ちづるさん率いる団体主催

ライブセッションを行うサルサガムテープと東ちづるさんら

ライブセッションを行うサルサガムテープと東ちづるさんら

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)umuで12月4日、自閉症やアスペルガー症候群のアーティストの作品展示やライブを行う「Get in touch! 2012」が始まった。主催は一般社団法人Get in touch(世田谷区)。

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 昨年12月に日米自閉症スペクトラム研究会議実行委員会の主催で初めて開催された同イベント。今年10月には企画運営の中心となった女優の東ちづるさんを理事長に法人を設立、障がい者やマイノリティーの創作・表現活動の支援などを中心に活動を行っている。

 イベントのメーンは「林原『希望の森』マイ・モナリザ展」。2008年から林原国際芸術祭が行った世界各国の障がいを持つアーティストに「モナリザ」を描いてもらう公募企画で、現在は第2弾として新たに公募した作品が全国を巡回している。今回はその公募作品400点の中から約70点を展示、期間中に来場者の投票による「Get in touch!」賞も決定する。

 期間中は、各日18時30分から「Everyday Live」と題したライブイベントを開催。ミュージシャンのかしわ哲さんが中心となって被災地支援のために集まったアーティストが同イベントのが趣旨に賛同し、かしわさんが知的障がい者と結成したバンド「サルサガムテープ」と共演する。出演予定アーティストは、ゴダイゴのミッキー吉野さん、ブラフマンのトシロウさん、元ザ・ブルーハーツの梶原徹也さんなど。3日のレセプションパーティーでは東さんも参加してライブセッションを披露した。

 東さんは「大切なのは正しい知識よりも攻撃しないこと、一緒に楽しむこと。才能豊かな人がたくさんいるのでその人たちと力を合わせてやって行きたい。ぜひこの会場に来て『ごちゃ混ぜ』を感じて、この世には本当にたくさんの人がいて、マイノリティーの人たちは生きづらさを感じているということを感じていただければうれしい」と話す。

 期間中はガラスに落書きをする「みんなで大ラクガキ」、だれでもすぐに演奏できる楽器を使った「ブンネ法」、母親を応援する「親子サロン&ママ講座」などのワークショップも随時開催する。詳細はホームページで確認できる。

 開催時間は11時~21時(最終日は20時まで)。無料。今月9日まで。

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