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六本木にそば新店 中価格帯ニーズ見込む、石臼ひき粉店内で製麺

「蕎麦六本」外観

「蕎麦六本」外観

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 六本木にそば店「蕎麦六本」(港区六本木7、TEL 03-5413-3735)がオープンして1カ月がたった。経営はクリエイト・レストランツ・ホールディングス(品川区)。

「蕎麦六本」内観

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 店舗面積は25.82坪、席数は36席。「高級そば店や低価格帯のそば店はあるが、中価格帯のそば店がなかった」ことから出店を決めたという同店。店名は「一度に口に運ぶのにちょうどよい量を示す「饂飩(うどん)三本 蕎麦六本」ということわざを「六本木」という土地柄に合わせて決めた。そばは、甘皮を粗くひいた香りの良い石臼ひき粉を店内で製麺し、打ちたて、ゆでたてで提供する。

 歯切れの良さと喉ごしが「自慢」という「石臼挽きそば」と、そばの香りにこだわった黒く風味の強い平打ちの「玄そば」を基本とし、せいろ(810円~)、かけそば(864円~)をそろえる。かえしには、本醸造しょうゆに上質なもち米だけを使った本みりん、ザラメを加え、じっくりと熟成。もりつゆにはかつお節を、かけつゆにはかつお節、宗田節、さば節を使い風味豊かなだしを合わせている。

 「かき揚げせいろ」(1,512円)のかき揚げも「自慢」で、6月は小柱や白エビなど季節の素材をたっぷり詰め、ゴマ油を入れて揚げることで、つゆにつけたときの香ばしい香りを楽しむことができるという。「男性に人気」という「肉そば」(1,242円)は、純国産豚をだしでサッと火を通し、肉のうま味を引き出し、焼きネギを加えた。同店のそばは1人前200グラムと、一般的なそば店よりも多く、「そばは量が物足りない」という声に応えた。

 夜のそば前は、定番のつまみから日本料理の職人がその時期の旬に合わせた一品料理を提供。看板メニューは「牛すじ煮込み」(864円)。ドリンクは、利き酒師が厳選した日本酒を一品料理に合わせ、季節ごとに提供。「そば屋で一杯」という気軽な利用でありながら本格的なそば前を味わえるスタイルを展開する。

 営業時間は11時30分~23時。

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