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麻布十番の「ハンガリー文化センター」で展示企画 陶磁器「ヘレンド」テーマに

製造工程順に並べた陶磁器

製造工程順に並べた陶磁器

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 期間限定展示企画「ヘレンド工房の魅力を紐(ひも)解く」が現在、麻布十番の「リスト・ハンガリー文化センター」(港区麻布十番3、TEL 03-6459-4931)で開かれている。

会場の様子

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 2019年12月、ハンガリーと日本の外交関係開設150周年を記念にオープンした同施設。ハンガリーの文化を発信するため、これまでさまざまな企画を行ってきた。

 13回目の企画となる今回は、陶磁器「ヘレンド」をテーマにした。ヘレンドは、1826年に同国西部に位置するヘレンド村で開かれた工房で作られている陶磁器。1851年にはビクトリア女王が注文し、後年に「クイーン・ヴィクトリア」シリーズが生まれた。現在は4000種類にも及び展開されている。

 会場には、「インドの華」「ヴィクトリアブーケ」「ウィーンの華」シリーズなど10点以上の陶磁器を並べる。陶磁器制作の裏側が分かるパネルや、製造工程順に並べた陶磁器、ヘレンドの歴史について知れる年表も展示する。期間中は、「ヘレンドアフタヌーンティー講座」(4月21日)や「もっと知りたいヘレンド講座」(5月12日)なども開催する。

 スタッフのコバーチェ・エメシェさんは「ポター(陶工)による手びねりや透かし彫りなどの高度な技術や、ペインターが描き出す繊細な絵柄が、ヘレンドの多彩な作品を生み出している。機械生産では得られない一つ一つの味わいと深みを知ってほしい」と話す。「『謎解き』やフォトコンテストなどの企画も用意するので、気になる人は足を運んでほしい」とも。

 開館時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日休館。4月23日および5月21日は13時~17時に限り開館する。5月26日まで。

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