雑貨店2階のギャラリーで有名イラストレーター9人の作品展

写真=ギャラリー内の様子。

写真=ギャラリー内の様子。

  • 0

  •  

 国立新美術館近くのギャラリー「GALLERY TOKYO BAMBOO」(港区六本木7、TEL 03-3405-0556)で3月11日より、企画展「LOVE FOOD」が開催されている。

[広告]

 同展は、9人の著名イラストレーターによる「食べ物」をテーマとした作品を一堂に展示するもの。同ギャラリーは昨年9月のオープン以来、作家ごとの企画展を3回開催しており、複数の作家による合同展は今回が初。同ギャラリーオーナーの竹脇さんは「これまでの企画展は、それぞれの作家が独自の世界観を表現し、緊張感のあるよい空間になっていたと思うが、みんなが集まり、リラックスした感じの展覧会もいいのではないかと考えた」と話す。

 参加イラストレーターは、あずみ虫、網中いづる、安齋肇、浦野周平(Shu-Thang Grafix)、サイトウユウスケ、白根ゆたんぽ、高橋キンタロー、平松昭子、師岡とおる(敬称略)。

 「食べ物」というテーマは、竹脇さんと親交の深い高橋さんの提案。竹脇さんは「(高橋さんは)私たちがパーティーなどでよく食べ物を出し、食べ物のある場の雰囲気が好きなことを知っていて、企画展のテーマとしてよいのではないかと提案してくれた」といい、作品について「食べ物には、生き物を含めた素材、料理する人、食べる空間、食べるときの楽しさなど一連の流れがあり、作家によって、どこにフォーカスしているかがまったく違い、見ていて面白い内容になったのでは」と話す。

 会場には、男性がファミリーレストランでホットケーキを前に呆然としている情景などを表現した紙粘土による立体作品(白根さん)や、花や格子の模様をつけたカンバスに色とりどりにペイントした紙皿を配した作品(網中さん)、牛を切り抜いて宙に浮かせた作品(あずみ虫さん)など、ユニークな作品が並ぶ。白根さんは自身の作品について「食べ物をテーマにしながらも、そこにある(人と人の)関係性や空気感を表現できればと考えた」と話す。

 営業時間は12時~19時(日曜は17時まで)。月曜定休。3月22日まで。同ギャラリーは昨年、写真家の竹脇さんがフォトスタジオを改装してオープン。階下では竹脇さんの妻・まさみさんが英国や北欧で買い付けたアンティーク雑貨を取り扱う雑貨店「ビスケット」を経営する。

国立新美術館近くに新ギャラリー、写真スタジオを改装(六本木経済新聞)GALLERY TOKYO BAMBOO

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース