東京ミッドタウン初のアート&デザインコンペ結果発表-14点が受賞

写真=デザイン部門で「小山薫堂賞」を受賞したステッカー「つまらないものですが。」。

写真=デザイン部門で「小山薫堂賞」を受賞したステッカー「つまらないものですが。」。

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)が今年から開始したデザインとアートのコンペティション「Tokyo Midtown Award 2008」の授賞式が10月23日開催された。

「Tokyo Midtown Award 2008」の受賞者(画像)デザイン部門で「水野学賞」を受賞したビールグラス「富嶽百三十九景」

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 今年6月より、デザインとアートの2部門で、それぞれ「Japanese New Souvenir(日本の新しいおみやげ)」、「JAPAN VALUE」をテーマに作品を公募した。デザイン部門=一般の部713件、学生の部389件、アート部門=478組の応募があり、審査を経て、グランプリを含む計14点を選出した。

 デザイン部門のグランプリは、学生の部=日の丸をイメージしたペーパーウェート「HINOMARU(ヒノマル)」(愛知・望月未来さん)、一般の部=桜の花びらに見立てた「さくらせっけん」(東京・近藤真弓さん)。

 デザイン部門ではこのほか、盆栽を模したビニール人形「AIR-BONSAI」(一般の部 準グランプリ、北海道・ワビサビ)や、「つまらないものですが。」の文言を印刷したステッカー(小山薫堂賞、千葉・冨田知恵さん)、富士山に見立てたビールグラス「富嶽百三十九景」(水野学賞、東京・鈴木啓太さん)など、日本文化を独自に解釈したユニークな作品が受賞した。

 アート部門では、「今後(同コンペが)発展していくには厳しさが必要」(審査委員の清水敏男さん)という審査委員の思いからグランプリの該当者はなし。準グランプリは、割れた陶器の上にミニチュアの風景を展開させた作品「pottery」(京都・桝本佳子さん)が受賞した。

 受賞作品は11月3日までの期間、地下鉄六本木駅と同施設との地下通路にある「メトロアベニュー」で展示される。

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