麻布十番で秋田「なまはげ郷神楽」-迫力ある和太鼓演奏で観客魅了

秋田県の男鹿半島からきた「なまはげ」による迫力ある演奏

秋田県の男鹿半島からきた「なまはげ」による迫力ある演奏

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  麻布十番商店街内で12月13日、秋田県の男鹿半島の「なまはげ郷神楽(さとかぐら)」の演奏が行なわれ500人ほどが集まった。開催は6回目。

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 なまはげは災いを払い幸福を呼ぶ神の使いとされ、大みそかの夜、各家庭に「ウォー、ナマケモノはいないか~、泣く子はいないか~」などといいながら家に上がりこみ暴れる伝統行事。2002年に小林義隆さんが立ち上げた「なまはげ郷神楽」は、年5・6回は海外ツアーを行なう日本を代表する和太鼓集団。 

 当日は、なまはげを中心に力強い和太鼓の演奏を披露し、時折見ていた子どもたちに「ウォー」と駆け寄ったりし、中には走って逃げる子どもたちの姿もあり、会場内を盛り上げた。麻布十番に住む中年の女性は「毎年楽しみにしている。どんどんと響く太鼓の音が、『来年もまた仕事頑張ろう』という気持ちにさせてくれる。元気が出た」と話す。

 「なまはげの勤勉と豊作、丈夫な子どもたちへの期待を願うという目的をもつ年越しの大切な伝統行事が、歴史ある街麻布十番にも気持ちが通じるものがある」とイベント企画・広報担当の西本さん。「今回で6回目を迎え、今年もたくさんの方々にお集りいただいた。演奏後、人々の顔の表情がにこやかになる姿をみることができうれしい」と振り返った。

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