六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」（港区六本木6、TEL 03-6406-6652）で2014年1月1日から、リアル脱出ゲーム「楊貴妃の涙を探せ！」が開催される。主催は、森アーツセンターとSCRAP。

ヒルズ展望台で謎を解く参加者（前回の様子）

　2004年に発表されたオンラインの無料ゲーム「クリムゾンルーム」を発端に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのまま現実世界に移し替えた「リアル脱出ゲーム」は、実際のビルや学校といった空間で、参加者が頭脳と体を駆使して会場中にちりばめられた謎を解き明かし脱出するもの。同所では今年2月、営業後の展望台を舞台に初開催した。

　「今回はパズルを解くというよりも、推理をしていく内容」と、SCRAP広報担当の伊藤さん。展望台に展示されていた伝説の宝石「楊貴妃の涙」が盗まれたという設定で、絶対盗難不可能の警備システムがなぜ破られたのかを推理していく。開催期間中は、展望台の営業時間内に好きなタイミングで訪れ、自分のペースで謎解きを楽しめるのが特徴。「前回は『公演』という形を取ったため、せっかくきれいな夜景が目の前に広がっているのに、謎解きに夢中で景色を楽しむ余裕がなかった」という声もあったという。

　一度チケットを購入すれば、期間中何度でも展望台の入場料金だけで謎解きの続きを楽しむことができる。

　営業時間は11時～23時（最終入場は21時まで）、来年1月12日は休演。チケット料金は、前売り＝2,300円、当日＝2,500円（展望台入場料金含む）。1月31日まで。