見る・遊ぶ 学ぶ・知る

ミッドタウンで「和紙キャンドルガーデン」-学生が東日本大震災被災地の「今」伝える

過去の開催の様子

過去の開催の様子

  • 0

  •  

 東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデンで9月12日から、東日本大震災被災地からのメッセージを記した和紙キャンドルをともす「和紙キャンドルガーデン -TOHOKU 2014-」が開催される。企画・運営は「多摩大学村山貞幸ゼミ 日本大好きプロジェクト」(多摩市)。

今年の配置デザイン

[広告]

 同プロジェクトは2008年、多摩大学の学生が日本の伝統文化を伝承していくために始めたもので、幼稚園や保育園、高齢者施設などに訪問して伝統文化の講座などを行ったり、和紙キャンドルを使ったイベントを行ったりなどしている。

 2011年に初めて開催し、今回が5回目となる同イベント。これまでの4回で約2万2000人が来場した。同イベントで使うキャンドルはろうそくに同大の学生が漉(す)いた和紙をかぶせたもので、和紙には被災地などに人々から集めたメッセージが書かれている。今年は同大の学生が東日本大震災で被災した37都市へ実際に行き、約2200のメッセージを集めた。

 メーン会場となる芝生広場には、中心部はメッセージを伝える伝書バトに見立てたハトの形に、その周りは日本の伝統的な文様である「七宝」の形に、約2600個のキャンドルを配置する。配置デザインは東北生活文化大学(宮城県仙台市)の学生が考えたもの。外苑東通りから芝生広場へと続くミッドタウン・ガーデンには約1500個の和紙キャンドルを配置し、水辺エリアには42個の丸い和紙を浮かべる予定。

 開催中は、東北生活文化大学や東北学院大学など、東北の学校の学生が常時約8人会場にいて、来場者を案内しながら、被災地の今の思いを伝える予定。

 開催時間は17時~21時。雨天中止。今月15日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース