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西麻布におんせん県大分「別府温泉」を直送 「食べる温泉」で地方創生

「おんせん地獄蒸し」

「おんせん地獄蒸し」

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 西麻布の和食店「都わすれ」(港区西麻布1、TEL 03-6434-7492)で2月1日、都内では初めてとなる天然温泉を利用した温泉料理「おんせん地獄蒸し」がスタートした。

温泉地獄蒸し釜

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 温泉の蒸気で食材を蒸し上げる同料理は、温泉に含まれるミネラル分などの成分が素材の味を引き立て、美容と健康を促進するとされる大分県別府温泉の郷土料理。同店では、世界一の泉種数・源泉数を誇る別府温泉の中でも、特に抗酸化作用に優れた明礬(みょうばん)地域の源泉を直送する。

 好みに合わせて素材を蒸し上げる地獄蒸しは、「そのままで食べても十分においしいが、大分県臼杵市のカボスを手作業で皮をむき搾った生搾りの『オリジナルポン酢』、大分県日田地方のユズを使用した『ユズこしょう』、あたりゴマといりこしょう、腐乳をブレンドした『ゴマダレ』の3種のタレが味の決め手となる」という。

 2015年11月にオープンした同店。オーナーは大分県出身、調理長は宮崎県出身ということもあり、食材は九州の海の幸、山の幸を使う。海の幸は、「福岡お魚応援団」の協力の下、旬の魚介類を漁師より直送するほか、2015年9月にオープンした羽田空港内にある「羽田鮮魚センター」(羽田市場)を活用することで、その日の朝収穫された魚が当日の夕方には届く。山の幸は、農林水産省「農業女子PJ」の提携農家から直接仕入れる。

 「おいしさを追求することはもちろん、食材の『生産者の顔が見える』という安心安全の徹底、生産者がこだわりぬいた食材を用いた郷土料理を提供することで地方の魅力を伝え、経済の活性化、地方創生を実現したい」と都成信寿料理長。

 魚介と野菜の地獄蒸し(4,158円)のほか、宮崎県のブランド和牛「齋藤牛」と野菜の地獄蒸し(5,702円)も登場。地獄蒸しを含んだコースメニュー(1万5,444円~)なども展開する。

 営業時間は、17時30分~24時。日曜・祝日定休。

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