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森美術館で「宇宙と芸術展」 「宇宙」テーマに古今東西ジャンルを超えた展示200点

トム・サックス  《サ?・クローラー》2003 年 
フォーム、接着剤、木、金属製フレーム
185.4 × 61 × 101.6 cm(シャトル) 114.3 × 200.7 × 171.5 cm( 台 ) Courtesy: Galerie Thaddaeus Ropac, Paris/Salzburg 撮影 : Philippe Servent

トム・サックス 《サ?・クローラー》2003 年 フォーム、接着剤、木、金属製フレーム 185.4 × 61 × 101.6 cm(シャトル) 114.3 × 200.7 × 171.5 cm( 台 ) Courtesy: Galerie Thaddaeus Ropac, Paris/Salzburg 撮影 : Philippe Servent

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 森美術館(港区六本木6、TEL 03-5777-8600)で7月30日、「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が始まる。

チームラボ《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》2016年 インタラクティブ・デジタル・インスタレーション 4分20秒 サウンド:高橋英明

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 人間にとって永遠の関心事であり、信仰と研究の対象として世界各地の芸術の中で表現され、多くの物語を生み出してきた「宇宙」をテーマに、人類が問い続けてきた「宇宙とは何か、我々は何者か」という永遠の命題を、現代における芸術・文化的視点でひも解き、人類の未来を探る壮大な試みを行う同展。

 会場は、「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」という4つのセクションに分け、太陽系46億年の歴史を宿した隕石(いんせき)や、地球史を物語る化石、天才レオナルド・ダ・ヴィンチやガリレオ・ガリレイの貴重な天文学手稿、東洋的宇宙観を表す曼荼羅(まんだら)や日本最古のSF小説ともいわれる「竹取物語」の絵巻、現代アーティストたちによる宇宙を体感できるインスタレーション、宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西ジャンルを超えた多彩な出展物約200点を公開する。

 会期中の関連プログラムとして、トークセッション「芸術のなかの宇宙観」(無料)、シンポジウム「科学者と読み解く『宇宙と芸術展』」(一般3,500円、MAMCメンバー無料)をはじめ、六本木天文クラブとのコラボレーションで小・中学生向けに行う「星のおはなしとワークショップ『天体望遠鏡をつくろう』」(3,000円)なども予定する。

 「MAMスクリーン004」では、同展と連動したシングル・チャンネル映像作品を上映。宇宙を通じて現代の人間社会を俯瞰(ふかん)し、地球を宇宙的な視座で見つめ直すことで、地政学、ジェンダー、異星人、惑星という言葉の持つ意味などについて考えるプログラムを展開する。

 開館時間は10時~22時(火曜は17時まで、10月21日は翌1時まで、10月22日は翌6時まで)入館料は、一般=1,600円、学生(高校・大学生)=1,100円、子ども(4歳~中学生)=600円。来年1月9日まで。

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