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麻布十番にカジュアル和食店「有栖川食堂」-仙場才也さんがプロデュース

「缶鍋焼き」に使う缶を紹介する料理人・ソムリエの島井崇行さん

「缶鍋焼き」に使う缶を紹介する料理人・ソムリエの島井崇行さん

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 麻布十番に3月8日、「料理の鉄人」などで知られる料理人・仙場才也さんがプロデュースした和食店「有栖川食堂」(港区麻布十番2、TEL 03-6435-1619)がオープンした。

オリジナルの缶を鍋代わりに料理する名物の「缶鍋焼き」

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 店舗面積は26坪、席数はテーブル席=49席、カウンター席=5席。京料理の「光仙」(南麻布)、「OCHA-YA 光仙」(西麻布)の姉妹店にあたり、「和食のおばんざいをカジュアルに」をコンセプトに敷居を下げ、気軽に入れる「街の食堂」を目指す。

 料理は、「素材の持ち味をグッと引き出したやさしい味わい」が特徴で、オリジナルの缶を鍋に見立てて調理する「缶鍋焼き」(1缶1,500円)が目玉。漁師がとれたばかりの魚介類を一斗缶を使ってその場で料理することからヒントを得たメニューで、一斗缶の代わりに大きな茶筒のような缶を開発し、タイ、アサリ、アグー豚、野菜などを入れて蒸し焼きにする。火にかけるとものの数分で水蒸気が上がって缶のふたが持ち上がり、底の部分からポタポタと水滴が漏れ出すが、「圧力鍋よりも(味が)やさしく、適度な圧力を加えることで素材のエキスがたっぷりスープに溶け込む」という。「イメージが湧かないとオーダーしにくいかもしれないが、この料理をぜひ浸透させたい」と話すのは、料理人でありソムリエでもある島井崇行さん。

 メニューは、「タイのお造り」「生ユバのお造り」「ゴボウチップス」「鶏南蛮漬け」(以上500円)、「ソラ豆のふかひれ浸し」(900円)などのおばんざいのほか、一品料理に「地鶏塩焼き」「アサリ土鍋ご飯」(以上1,000円)、「牛ヒレステーキ」(1,600円)など。「有栖川鍋」(1人前1,300円)は、アグー豚を使用した「美肌のスープ」や、トマトベースの「畑のスープ」、オゾン殺菌し臭みの全くないモツを使った「牧場のスープ」など5種類を用意する。

 7割が女性客だというランチのメニューは「焼きシチュードリア風」(700円)、「トマト野菜鍋チーズ雑炊」(800円)、「モツすき焼き」(980円)など。ドリンクは、ビール(600円~)、ワイン、マッコリ(以上グラス=600円~)、ウイスキー(750円~)、焼酎(630円~)、日本酒(1,000円~)などを用意する。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~23時30分、日曜・祝日=11時30分~21時。

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