麻布十番に8月6日、国内外のクラフトビールと厳選したワインをグラスで提供するバー「CRAFT HANDS」(港区麻布十番1、TEL 03-3568-3723)がプレオープンした。経営はタック(埼玉県)。
店舗面積は25坪、席数は33席。1階は気軽に入れるビアバー、地下はワインをゆっくり楽しめるワインカーブのような「隠れ家」で構成。埼玉でレンタルビデオやネットカフェなどのアミューズメント事業を展開する同社が新事業として立ち上げた。
社内で同社社長から「自分たちのやりたいことを提案してみたら」と新事業についての話が持ち上がり、2人でお酒を飲むのが好きだったという関根洋徳さんと那須恭介さんが「ドリームプラン」として企画。「地ビール(クラフトビール)が盛り上がっていると知り、リサーチに行ったところ大入り満員で驚いた。チャンスを感じた」と那須さん。関根さんはホテルオークラのウイスキーバーで7年間バーテンダーを務めた経験があったものの、ビールの仕入れ先や保管方法など、一から勉強し苦労したという。
コンセプトは、「本物を気軽に楽しむ」「自分たちが行きたくなるような店」。たる生クラフトビールは、たるごと冷蔵保存しなくてはならず、それぞれにかける圧力や温度などの微調整が難しい。設備が整った同店では、サンクトガーレンで限定生産している「インペリアルIPA」や、たる生しか生産しておらず、販売エリアを関東のみに限定するサッポロの「白穂乃香」、ワインのように熟成が楽しめるという「呉バーレーワイン」など、国内のたる生クラフトビール13種(260ミリ、580円~)のほか、海外のクラフト瓶ビール60種(1,000円~)や、エノマティックのワインサーバーを使いグラスで提供する厳選ワインを常時16種(50ミリ300円~、80ミリ500円~、120ミリ650円~)そろえる。
エノマティックワインサーバーには課金性のカードを採用。飲んだ分だけ後払いするほか、チャージ金額ごとの割引サービスにも対応。オープン記念として現在、「オーパスワン」を30ミリから提供している。
フードメニューは「ワインとビールに合うおいしいつまみ」をテーマに、500円からボリュームのあるポーションで提供する。「酔うためにお酒を飲むのではなく、味わって、楽しんで飲んでほしい」と関根さん。
グランドオープンは8月13日。営業時間は17時~翌2時。