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六本木ヒルズで餅つき大会 鳥取県とコラボした弥生文化体験コーナーも

一緒に餅をつく親子

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 六本木ヒルズのけやき坂コンプレックス屋上庭園(港区六本木6)で1月8日、餅つきイベントが開催された。

弥生風衣装を着て、竪杵と木臼を使った餅つきを体験する男の子

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 六本木ヒルズの正月の風物詩である同イベント。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止され、2年ぶりの開催となった。六本木ヒルズは、2006(平成18)年から毎年異なる地方自治体とコラボし、地方文化を発信しており、これまで福井県や岐阜県、宮城県、富山県とコラボしてきた。本年度は鳥取県とコラボし、オリジナル米「星空舞(ほしぞらまい)」を使い、関係者のみで昨年5月に田植え、10月に稲刈りを行い、同イベントで初めて一般の参加者を迎えた。

 当日は、六本木ヒルズ在住、近隣の家族やオフィスワーカー約70人が参加、臼ときねを用いた餅つきを体験した。もち米は、鳥取県産のもち米「ハクトモチ」と「古代米」が使われた。体験後、参加者たちは、つきたての餅入りの鳥取県のお雑煮「あずき雑煮」と、イノシシ肉を使った「ジビエ雑煮」を味わった。

 会場には、青谷上寺遺跡を有する鳥取県ならではの弥生時代の文化体験コーナーを設置。鳥取県で採掘された約1800年前の頭蓋骨とそのDNAから復元された「青谷弥生人」の展示や、弥生土器パズルコーナーのほか、弥生風衣装の試着、竪杵(たてぎね)と木臼を使った餅つき体験が用意された。

 家族4人で訪れた村上豪人さんは、今年で4回目の参加。「毎年の楽しみ。子どもたちが小さい頃から参加している」と話す。息子の勇人君(6)は「今まではお父さんと一緒に餅をついていたけれど、今年初めて自分1人できねを持ってついた。重かった」と笑顔を見せた。

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