芝公園にある大本山増上寺（港区芝公園4）で1月22日、「初めての木魚体験」が開催された。

光摂殿

　160年の歴史を持つ葬儀社、牧野総本店（同区）が企画。同社は2021年にサブスクリプションのECサイト「ココロno定期便」を立ち上げ、お供え物や花の販売のほか、ペットの葬儀、「お坊さんとのランチ会」などを企画してきた。

　「優雅な木魚体験」をテーマにした今回のイベント。会場となった光摂殿大広間は普段は非公開で、120人の日本画家たちによる天井絵の作品が納められている。参加者は、念仏に合わせた木魚体験のほか、天井絵の鑑賞や法話、お坊さんとの懇談を体験した。

　担当者の豊島洋子さんは「コロナ禍において、人が集う葬儀も大きな打撃を受けた。こんな時代だからこそ、人と人とをつなぐお手伝いがしたいと思い企画した」と話す。「華やかなイメージのある赤坂で、お寺という穏やかな雰囲気の中で特別なひとときを過ごせてもらえたと思う」とも。