ヒルズ66プラザに夏季限定のエコ冷却システム

写真=イメージ

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 森ビル(港区六本木6)は六本木ヒルズ内「66プラザ」に省エネルギー型の屋外外気冷却システム「ドライミスト」を設置し、7月19日より運用を開始する。

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 同システムは、経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業として名古屋大学、清水建設、能美防災などによって研究開発された冷却システム。2005年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」で空間冷却・視覚効果として採用実績がある。

 超微細な水滴をノズルから噴霧し、気化の際に周囲の熱を奪うことで、周辺気温を冷却する仕組み。噴霧エリアの気温をおよそ2~3度低下させる。噴霧される水滴は16マイクロメートル(1000分の16ミリメートル)と微細で、完全に気化するため「肌や衣服が濡れること心配もない」としており、また蒸散作用により直接空気を冷やすため、「エアコンの約30分の1の消費電力量で環境負荷を緩和する」としている。噴霧水には水道水を使用するため、人やペットへの影響はない。

 今後は気象観測とともに利用者へのアンケート調査の実施~結果公表を予定しており、システムの普及および改善を図る。

 設置場所は「66プラザ」の一部・約30メートルの区画で計9カ所に設置、散布面積は約180平方メートル。噴霧期間は毎年7月1日~9月30日(今年のみ7月19日より)、噴霧時間は9時~18時。

森ビル

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