アクシスギャラリー（港区六本木5、TEL 03-5575-8655）では8月29日より、展覧会「金の卵 学校選抜オールスター デザイン ショーケース」を開催する。

　同展は「学生と企業を結びつけ、デザインの未来を担う『金の卵』を見つける場所づくり」を目的に、全国の美術系大学から選抜された3年生までの学生がテーマに沿ってデザインした、プロダクトやインテリアなどの作品を紹介するもの。第1回目となる今回は、「世直しデザイン」をテーマに、学生の視点から見つめた世の中の問題に対し「デザイン」による解決を試みる。

　参加者は、岡山県立大学、金沢美術工芸大学、静岡文化芸術大学、女子美術大学、千葉大学、筑波大学、東北工業大学、名古屋芸術大学、名古屋市立大学、武蔵野美術大学、明星大学の11校から合計20名。

　会場では、環境や防災をテーマにした作品20点を展示するほか、11校からそれぞれ10名の学生のポートフォリオ（作品集）約110冊を閲覧できるライブラリーを設置する。また、会期中にプロのデザイナーを招いてのトークイベントや作品プレゼンテーションも実施する予定。

　開場時間は11時～19時（最終日は17時まで）。入場無料。9月17日まで。展示開催にあたり企画担当者は「展覧会が、これから社会にはばたこうとする『金の卵』たちの励みとなり、さらにはデザイン界のレベルアップに貢献できることを期待している」としており、今回の結果を踏まえた上で、今後同ギャラリーの定例プロジェクトとして継続させていく予定。

金の卵