ヤフー、人気雑誌コンテンツ集約し新サイト-タグボートと共同で

写真=「X BRAND」トップページイメージ。

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 ヤフー(港区六本木6)は6月23日、広告制作会社で雑誌総合情報サイト「magabon(マガボン)」を展開するタグボート(南青山5)と提携し、新サイト「X BRAND(エックスブランド)」を開設する。

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 同サイトでは、出版社が発行する雑誌内の情報を編集し、ウェブコンテンツとして配信。誌面上の記事をはじめ、スペースの関係から掲載が見送られた情報や写真、取材時の動画や誌面以外のエピソードなどをコンテンツとして展開する。

 同社はこれまで単発の企画として出版社とのタイアップ企画を実施してきたが、同サイトを通し継続的なサービスとして展開。「ファッション」や「グルメ」、「デザイン」「トラベル」など12カテゴリーで記事コンテンツを設け、毎日更新し、月約330本の配信を予定する。

 サイトコンセプトは「Rich Edit.」。20代後半~40代前半の男女をターゲットに展開する。参加媒体は当初、「Lapita」「DIME」「美的」(小学館)、「クーリエジャポン」「FRaU」(講談社)、「BRIO」「STORY」(光文社)、「BRUTUS」「TARZAN」「BOAO」(マガジンハウス)、「CREA」(文藝春秋)、「InRed」「SWEET」(宝島社)、「Esquire」(エスクァイア マガジンジャパン)、「GQ」(コンデナスト・ジャパン)、「東京カレンダー」(アクセスパブリッシング)、「marie claire」(アシェット婦人画報社)、「Fashion News」(INFASパブリケーションズ)、「Harper's BAZAAR」(エイチビー・ジャパン)、「Rolling Stone」(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア)、「GRACE」(世界文化社)の、男性・女性誌=各11誌の計22誌を予定する。

 サイト開発にあたっては、「消費者キャンペーンなど単発の広告は多いが、継続的にブランディング広告を獲得していくために、どうすればよいかという課題から」(同社広告本部担当者)開発を行い、「コンテンツ自体もブランド力の高いものが求められると考え、雑誌によるコンテンツ展開に結びついた」(同社ライフスタイル事業部長)という。

 収益に関しては、サイトに1業種1社制で「オフィシャルパートナー」がつき、雑誌のコンテンツと連携した広告を展開する。当初、資生堂、全日本空輸、トヨタ自動車が参加。通常のバナー広告やタイアップ広告も提供し、各出版社の既存広告主を取り込む予定。広告掲載料は同社と出版社で分け合い、出版社へは記事コンテンツ掲載料も支払う。

 同社はこれまでに、「Yahoo! FASHION」や「Yahoo! BEAUTY」などで雑誌形式のコンテンツを展開してきたが、「Yahoo! FASHIONなどの場合はFlashを多用し、商品ビジュアルなどをメーンに見せている。『コンテンツの内容』をじっくりと読んだり楽しむ点では(文字や写真などを中心とした)新サイトの体裁で、しっかりと編集されたものの方が利点が高い」(同社ライフスタイル事業部長)として、既存サービスとのすみ分けを図る。

ヤフーとファッションウォーカー、ファッション総合サイトを新設(六本木経済新聞)ファッションウォーカー、「Yahoo」でWebマガジン2誌創刊(六本木経済新聞)タグボート、雑誌専門情報サイト-「ちょい読み」機能も(シブヤ経済新聞)X BRAND(6月23日公開予定)

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