東京タワーに100本のビニール傘の花-ミレイヒロキとコラボ企画

東京タワーの足元に咲いた100本のビニール傘の花。

東京タワーの足元に咲いた100本のビニール傘の花。

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 東京タワー(港区芝公園4)で9月19日、アーティストユニット・MireyHIROKI(ミレイヒロキ)とのコラボによる企画「100 UMBRELLAS」が行われた。トートバッグブランド「ROOTOTE(ルートート)」を展開するスーパープランニング(静岡県浜松市)とのコラボによるもの。

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 同企画は、環境問題や世界平和への願いをアートの力で発信するミレイヒロキのプロジェクトで、「世界中の人の心に一輪の花を」のメッセージを記載した6色のビニール傘の花100本を東京タワーの足元に咲かせた。インスタレーションの模様は作品として撮影し、トートバッグにプリントして同タワーをモチーフにした新東京土産にするアーティスト参加企画商品の第2弾となる。商品は11月中旬ごろの発売を予定。

 ミレイヒロキは2人のアーティストでありながら1人の作家として活動する。彼らならではのテクニックを駆使し、クレヨンだけを使ってキャンバスに描くのが特徴。「100 UMBRELLAS」は、日本で生まれたビニール傘、安価で便利な道具として買っては無くす、捨てる、忘れるを繰り返し「ゴミ問題」を引き起こしてきた。この問題をより多くの人と考えようとミレイヒロキが始めたインスタレーション。

 当日はカップルや友人、親子連れなど100人が参加し、同タワーの足元にビニール傘の花を咲かせ、日本中と世界へ「心に花が咲くように」「LOVE & PEACE」のメッセージを発信した。学生の小林敦子さんは「自分がアートの作品の一部になるという貴重な体験をさせてもらった」、会社員の野村誠さんは「子どもと参加したが、東京タワーのいい記念になった」と話していた。

 同様のインスタレーションは、2007年に渋谷駅前スクランブル交差点、2008年に京都鴨川・四条大橋でも行われている。

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