着物デザイナー・カワイヨシロウさん、陶磁器メーカーとコラボ作品展

カワイヨシロウさんとNAGAEが生み出した伝統品が並ぶ店内の様子

カワイヨシロウさんとNAGAEが生み出した伝統品が並ぶ店内の様子

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)ガレリアの陶磁器ショップ「NAGAE」で9月16日から、「カワイヨシロウ×NAGAE~江戸意匠(KAMISHIMO)の新たな世界~」展が開催されている。

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 ダンヒルの着物や、ペニンシュラホテルのルームウエアなどを手がける着物デザイナー・カワイヨシロウさんと陶磁器ブランド「NAGAE」が、140年も前の東京(江戸)で完成された意匠「裃(かみしも)」「小紋」に着目し、生地、加工、製法にわたるすべての作り込みも純国産にこだわり、伝統に現代の息吹を吹き入れてデザインした着物、Tシャツ、小物、陶磁器数点を展示・販売している。

 カワイさんは1967(昭和42)年愛知県に生まれる。1998年、呉服メーカーを経て製造卸業として独立。以来、数々のデザインを手がけながら昨年「江戸前」社長に就任した。今回の展示は、新たな江戸の伝統を表現したカジュアルウエアブランド「波芝(なみしば)」の2010年春夏デビューに向けての初めての出展となるもの。

 NAGAEは、愛知県瀬戸市で陶磁器を型で作るメーカーで、日本の三大古釜の一つ。1908(明治41)年に初代長江兼松が陶磁器製作を開始し長江製型所を開業。2004年には「NAGAE」としてブランドを立ち上げる。オリジナル商品の開発や、世界の一流ブランドとのコラボにも積極的に取り組み、枠にとらわれない新しいデザインが内外から注目を集めている。

「伝統は停滞するものではなく、進化するもの。これから先は和のテイストだけにこだわらず、新たな世界感をもった伝統品を作っていきたい。今なお進化し続ける『伝統』の魅力を届けたい」とNAGAE広報担当の長江一弥さん。

営業時間は11時~21時。今月30日まで。

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