次世代に向けた「お盆ちょうちん」展-西麻布のギャラリーで

次世代に向けた新しい「お盆ちょうちん」を展示。

次世代に向けた新しい「お盆ちょうちん」を展示。

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 西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で現在、次世代のお盆ちょうちんを開発・商品化を提案する企画展「現代のお盆のしつらえ」が開かれている。主催はお盆ちょうちんの専門メーカー「浅野商店」(岐阜県岐阜市)。

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 お盆ちょうちんは、お盆に故人や先祖を敬い感謝の気持ちを形として表したもの。同展では、和の様式から変化しているライフスタイルや時間の考え方、伝統行事の形骸(けいがい)化を打開するため、次世代に向けて新しいお盆ちょうちんを開発・商品化した。

 インテリアからプロダクトデザイン、建築まで幅広く活躍する山本達雄さんが企画し、家具デザイン・舞台美術・空間プロデュースなど多彩なジャンルで活躍するアーティスト日比野光希子さんが絵柄を担当した次世代のお盆ちょうちん。単に現代風に取り繕ったものではなく、素材や構造、形状や絵柄などを再構築することにより、「技術開発することによる伝統の継承」を目指した。

 浅野商店の担当者は「お盆ちょうちんをできるだけ多くの人たちに認知していただくために、インスタレーションとともに展覧会を開くことになった。岐阜県の地場産業について広く知っていただく効果にも期待する」と話す。

 開廊時間は11時~19時(最終日は16時まで)。月曜休廊。入場無料。今月23日まで。

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