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ミッドタウンで「視線でフォントを作る」体験

「The Eye Writer」を使って体験

「The Eye Writer」を使って体験

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)で現在展開中のデザインイベント「東京ミッドタウン・デザインタッチ」で、「視線でフォントを作る」体験ができる「The Eye Writer Experience ~思考と視覚でつながるデザイン~」が開催されている。

アイフォントを使ったメーンビジュアル

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 視線でフォントを作る「eyeFont(アイフォント)」は、2009年にデザインチーム「セミトランスペアレント・デザイン(セミトラ)」が制作したアート作品で、現在は山口情報芸術センター(YCAM)に委嘱されている。作品の仕組みは、画面に表示された文字を視線でなぞることによって、新しいフォントを作り出すというもの。今回のデザインタッチのメーンビジュアルも、同作品を使い、同チームがアートディレクションを行った。

 同イベントではYCAMの協力の下、アイフォントが体験できる視線入力装置「The Eye Writer(アイライター)」を2台用意。指導員の指導の下、フォントを描くと隣のディスプレーに表示され、同時にデータベースに送られてアイフォントのホームページ上で確認・出力ができる。

 アイライターの操作は、最初に顎を固定して、どちらかの目にカメラが当たるように調整し、画面に表示される図形を見て装置が目の動きを感知できるように準備する。その後、指定したアルファベットの文字列が1文字ずつ表示され、それを目でなぞっていく。まばたきをするなどの動作をすると1文字の入力が終了する。習熟していないと思うように文字を書くことができないため、「意識ではできているのに、実際の体の動きとしてはうまくできない体験ができる」(担当者)という。

 習熟すれば思い通りに文字を書けるようになるといい、「しゃべったり字を書いたりして意思を伝えることができない障がいを負った方や、医療現場などでの応用の可能性もある」(担当者)とも。

 開催時間は12時~19時。参加無料。11月3日まで。

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