サントリー美術館で「シアトル美術館展」-日本・東洋美術約100点公開

浦島蒔絵手箱 一合 鎌倉時代 14世紀 シアトル美術館蔵

浦島蒔絵手箱 一合 鎌倉時代 14世紀 シアトル美術館蔵

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 サントリー美術館(港区赤坂9)で現在、シアトル美術館(アメリカ・ワシントン州)の日本・東洋コレクションを公開する「美しきアジアの玉手箱-シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展」が開催されている。

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 シアトル美術館は1933年、美術コレクターであった地質学者のリチャード・E・フラー博士によって設立された。東洋美術、西洋美術、アフリカ美術など世界各国の美術品を所蔵。今回は同館が所蔵する日本および東洋美術コレクション約7,000点の中から、選りすぐりの作品約100点を公開する。同館のまとまったコレクションがアメリカ国外で紹介されるのは世界初という。

 同展では、縄文時代の土偶、平安時代の仮名の名筆「石山切」、鎌倉時代の仏教絵画の「地獄草紙断簡」や、「浦島の手箱」の名で知られる漆工の「浦島蒔絵手箱」、室町時代のやまと絵屏風の「竹に月図」、桃山時代の巨匠・本阿弥光悦と俵屋宗達による「鹿下絵和歌巻(しかしたえわかかん)」、江戸時代では、シアトル美術館を代表する「烏図(からすず)」屏風、尾形光琳の水墨画屏風や葛飾北斎の肉筆浮世絵に至るまで、日本にあれば国宝・重要文化財と思われる貴重な作品を展示している。

 開館時間は、水曜~土曜=10時~20時、月曜・日曜・祝日=10時~18時。火曜休館。入館料は一般1,300円ほか。

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