人間をテーマに作品作りを行うデンマーク人彫刻家、南麻布で個展

色々な思いを巡らせながら月を見上げる人びとをクレイとブロンズで表現した「Moon Watchers 2009」。

色々な思いを巡らせながら月を見上げる人びとをクレイとブロンズで表現した「Moon Watchers 2009」。

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 ギャラリー・ストレンガー(港区南麻布3、TEL03-5422-9045)で4月4日より、人間をテーマに作品を制作するデンマーク人彫刻家・エティエ・ディマ・ポールセンさんの個展「A Piece of the Earth」が開催されている。

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 ポールセンさんは1968年にエチオピアで生まれ、1982年にデンマークに渡るまでタンザニアやケニアなど東アフリカで幼少期を過ごした後、デンマークでアートを学ぶ。常に人との出会いや周囲の環境によって作風が影響を受け、その人びととの出会いや環境への思いを作品に表現している。昨年に引き続き、今回が2回目の個展。

 同展では、焼かれる前に鉄製の網で骨組みを作り、粘土でかたどり、色を差すという独特のひびの入った彫刻のほか、新たにブロンズ彫刻や水彩画などが展示されている。同ギャラリーの豊田真由美さんは「さまざまな文化的要素を取り入れた作品、その一つひとつの美しさや陰影のある表情を見てほしい」と話す。

 開廊時間は12時~19時。月曜・日曜・祝日は要予約。入場無料。今月24日まで。

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